当社は、2023年3月24日(金)午後1時より、静岡県浜松市JR浜松駅前のオークラアクトシティホテル浜松において、第42期(2022年1月1日~2022年12月31日)定時株主総会を開催いたしました。当日は41名の株主様にお越しいただくことができました。ありがとうございました。

概要

1.開催日

2023年3月24日(金曜日)

2.場所

オークラアクトシティホテル浜松 4階 平安の間

3.開催時間

午後1時00分~午後2時9分(所要時間69分)

4.出席株主数

41名様

5.報告事項

第42期事業報告、連結計算書類並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件

第42期計算書類報告の件

6.決議事項

第1号議案 剰余金の処分の件

第2号議案 取締役7名選任の件

第3号議案 監査役1名選任の件

上記の決議事項につきまして、全て原案どおり承認可決されました。
なお、詳細につきましては、決議ご通知をご覧ください。

当日の様子

株主総会

定刻である午後1時、代表取締役 社長執行役員の田部が議長となり、定時株主総会の開会を宣言しました。前半の報告事項では、監査役より監査報告が行われ、続けて報告事項として42期連結業績および中期経営計画の進捗について説明をいたしました。また、後半の決議事項では各議案の審議が行われ、全議案原案どおり承認可決されました。事業報告終了後には、合計3名の株主様からご意見・ご質問をいただきました。

※株主様のプライバシーに配慮し、質疑応答につきましては配信の対象外としております。 

議長の田部

議長の田部

総会会場の様子

株主総会の様子

質疑応答では、生産担当の上井からも回答

株主総会で選任された取締役および監査役

展示コーナー

コロナ規制の緩和を受け、4年ぶりに総会会場内に展示コーナーを設営しました。当社製品による加工サンプルを見ていただき、事業への理解を深めていただきました。

議長の田部

大型の壁画はUVプリンターにより凹凸も表現

使用製品:MG-640

葛飾北斎「鳳凰図」の復元図

使用製品:LEC2-640

株主総会の様子

当社初となるDTFプリントのサンプル

使用製品:BN-20D

出力サンプルに直接触っていただきました。

質疑応答(要旨)

留意事項

こちらの「質疑応答要旨」は、当⽇の質疑応答の内容を当社にて簡潔にまとめたものです。

本資料に記載されている当社の業績⾒通し、計画、戦略などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関係する⾒通しです。これらは現時点(2023年3⽉24⽇現在)で⼊⼿可能な情報に基づき当社が判断したものであり、リスクや不確実性を含んでいます。実際の業績は、これらの⾒通しとは⼤きく異なる結果となる場合があります。

事前質問

Q:女性管理職の比率はどれくらいでしょうか?
また、グローバル企業として、SDGsで掲げられている貧困の根絶やジェンダー平等など、ぜひ今掲げている目標以外にも取り組んで欲しい。


A:国によって差はありますが、当社グローバルの女性管理職比率は22%です。
当社では、女性従業員のキャリア形成支援、管理職候補の育成強化にも取り組んでいます。また、柔軟な働き方を叶えるとともに、社内の意識改革も進んでおり、「育児」も「介護」も男女問わず取り組める会社にしていきたいと考えております。事業会社として持続的な成長は責務と認識しており、ステークホルダーの皆さまとともに、事業活動を通じた企業価値向上を図ってまいります。

当日質問

Q:生産機能をタイへ集約していますが、有事の際の対処方法を知りたいです。

A:(回答者 田部議長)
タイ工場のBCP(事業継続計画)について、生産担当の上井より回答いたします。

(回答者 上井取締役)
水害が頻発するタイへ工場を建設する際、立地や設計に十分配慮をし、創業以来10年間、一度も被災したことはありません。それ以外の自然災害や政変等による生産停止のリスクも考慮してBCPを策定し、毎年アップデートしています。その基本方針は人の安全確保と顧客のビジネスを止めないことを念頭に置いた事業の継続です。「事業の継続」で最重要視しているのはインクとスペアパーツの供給を確保することで、2022年はインクの安定供給を目的に在庫の積み増しとその貯蔵に必要となる設備投資を行いました。これにより、有事の際でもお客様のビジネス継続を担保しています。またハードウェア製品に関しては、日本国内の生産設備は通常試作に使用していますが、タイ工場で生産機能がストップした場合には、日本で必要最小限の生産が再開できる体制を整えています。
 

(回答者 田部議長)
タイ工場への生産機能の集約にあたり、あらゆるリスクを想定してまいりました。現在までタイ工場で順調に生産ができておりますが、中長期的な観点から確実に生産ができる、お客様のビジネスを止めないことを責務と認識しております。皆さまから安心と信頼をいただけるよう、引き続き、BCPをブラッシュアップしてまいります。

Q:技術に特化した会社であるにも関わらず、スキルマトリクスで7名いる取締役のうち「製造・技術・研究開発」に丸がついている方が1名しかいません。この体制で大丈夫でしょうか?

A:(回答 田部議長)
取締役のうち技術出身は上井のみです。私自身は営業出身ではございますが、過去10年間、事業部長として開発も担当してまいりましたので、製品開発のプロセスなどは理解しております。また、常務執行役員の尾藤をはじめ、その他面々が「製造・技術・研究開発」の高い専門性を発揮しております。取締役、執行役員による定期的な議論を週2回行い、連携は取れていますので、ご理解いただければと思います。

Q:候補者6番の方が大株主出身です。ローランド ディー.ジー.とタイヨウファンドの関係性を改めて伺いたいです。

A:(回答 田部議長)
タイヨウファンドは長期にわたり当社株主であり、そのCEOであるヘイウッド氏には2020年より当社社外取締役として経営への助言をいただいております。ヘイウッド氏が就任した2020年は、私が社長に就任したとともに、新型コロナウイルスが流行し始めた時期でした。非常に不透明な状況のなかで、企業経営の経験豊富なヘイウッド氏に会社の「見える化」をどう進めるか、さらにその後どのような判断をしていくかの助言をいただくとともに、毎月の取締役会でも議論を重ねてまいりました。その結果として、売上、利益ともに成長をすることができたと認識しております。ヘイウッド氏の助言により、経営判断をしやすくなったことは断言いたします。今後も企業価値向上に向けた迅速な判断を行ってまいります。

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