2022年11月10日に2022年12月期 第3四半期決算説明会をオンラインで開催いたしました。

登壇者:常務執行役員 コーポレート本部長 小川和宏

質疑応答要旨

留意事項

 

こちらの「質疑応答要旨」は、当⽇の質疑応答の内容を当社にて簡潔にまとめたものです。
本資料に記載されている当社の業績⾒通し、計画、戦略などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関係する⾒通しです。これらは現時点(2022年11⽉10⽇現在)で⼊⼿可能な情報に基づき当社が判断したものであり、リスクや不確実性を含んでいます。実際の業績は、これらの⾒通しとは⼤きく異なる結果となる場合があります。

Q:第2四半期決算時に上方修正を行い、第3四半期で下方修正を行っています。何か大きな変化があったのですか?
A:7月から9月にかけて急速にインフレが進み、欧米を中心に市場環境が激変しています。加えて、ロシアのウクライナ侵攻の終息が見通せない状況が続いています。その結果、設備投資意欲が減退し、第3四半期期間(7-9月)は売上、利益ともに想定を下回る結果となりました。第4四半期も同様の状況が続くと見込むことから、前回想定を下方修正いたしました。

Q:2022年通期の業績予想を修正した一方で、第4四半期は高い目標となっています。通期計画達成のための施策を教えてください。

A:年内生産に必要な部材調達の見通しが立ち、プリンターの新製品の供給体制が整ったことから、売上に寄与すると見込んでおります。Dentalでは9月に新製品を上市し、売上拡大を図ります。また、第3四半期より実施している一部製品の価格転嫁は主に第4四半期以降に反映されます。これら施策により通期計画の達成を目指します。

Q:中期計画の最終年度目標は540億と発表されていますが、来期計画は見直すのでしょうか?

A:現在、2023年の事業計画を立案しているところです。為替相場、部材調達、エネルギー高騰など外部環境の変動要素はあるものの、市場状況、顧客動向などを見極め、策定してまいります。

Q:第3四半期期間と比べて第4四半期期間(10-12月)は営業利益が10億円増の見込みですが、増減要因を教えてください。

A:価格転嫁6億円のほか、為替円安による押し上げ効果により、営業利益10億円増を見込んでいます。

Q︓部材価格の高騰は加速していますか?

A:部材価格は第2四半期から第3四半期に掛けて高止まりしているという印象です。調達に関しては、先行発注を強いられているものもあり、調達リードタイムが半年から1年かかるものもあります。業績への影響を最小限に抑えるべく、サプライヤーとも協議しながら進めています。

Q:自己株式の取得を実施する目的を教えてください。

A:株主還元の拡充と資本効率の向上を図ることが目的です。また、当社はバリュエーションが低いことが経営課題であると認識しています。このような状況を鑑み、自己株の取得を決定いたしました。

Q:Dentalの売上が第3四半期で減速した理由、第4四半期の見通しを教えてください。

A:第3四半期は欧米におけるインフレなどの景気の減速感が加速し、それにともない設備投資意欲が減退していることが売上減の要因の一つとなっています。同時に、一部地域ではコロナ減税が終了したことも要因の一つです。第4四半期は9月発売のデンタル加工機の新製品効果と、引き続き新興国市場の需要拡大を取り込むことで、Dentalの売上挽回を図ってまいります。